11月24日に投開票される台湾の統一地方選で、蔡英文総統率いる与党民進党の足元が揺らいでいる。地盤としてきた南部の高雄市長選で、野党国民党の落下傘候補に苦戦するなど、各地で現有ポストを奪われる可能性が出てきた。
 高雄郊外の漁村で11月4日に開かれた集会。「俺が市長になったら高雄の農水産品を(中国や東南アジアへ)売り込む。観光客も高雄にやって来るぜ」。高雄市長に立候補した国民党の韓国瑜氏が、ざっくばらんに経済振興を語りかける。集まった住民が「当選、当選、当選だ」とかけ声を送った。
 韓氏は立法委員(国会議員)を3期務めた後、台北の農産物市場の経営者などをしていた。当初は泡沫候補扱いだったが、政治家らしくない軽妙な語り口が受け、この2カ月ほどで急速に支持を伸ばした。

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